資金計画について

1.資金計画について

家づくりを考える場合にまず考えなければいけないのが、資金についてだと思います。

家づくり資金の調達方法としましては、「自己資金(貯金や親からの援助など)」と「借入金 (住宅ローン)」があります。

ここでは目安として、それぞれどの位を考えておいたら良いかを簡単に説明いたします。

自己資金:  設計事務所や建設会社への支払いの時期(契約時金や中間金)などの関係もありますので、一般的には家づくりの総費用のおおむね20%以上は準備しておくのが望ましいといわれています。

借入金:  一般的には返済額を年収の25%以下にするのが望ましいとされています。たとえば年収500万円の場合は、「500万円/年×25%÷12ヶ月≒10.4万円/月」となり、ボーナス払いなしの場合は月々の返済額が10.4万円以下に抑えることが望ましいです。

※ 各金融機関のサイトにて、詳しいローンシュミレーションを行うことが出来ます。詳しくは下記の各銀行サイトでお試しください。

2.単価について

一般的に良く言われます坪単価ですが、これは決った基準がありません。
一般的には本体工事費に対する坪当りの単価の事を言いますが、その本体工事に含まれる内容がどこまで含まれるのかは各住宅メーカーや工務店によって様々です。
よくよく内容を確認したら、本体工事費の中に主要な設備機器(キッチンやトイレ、浴室など)がはいっていなかった!なんてこともあります。
また、ここで言う坪数(建物の面積)についても、どこまでを坪数に入れるのか・・たとえば、実際には床面積に含まれないバルコニーや玄関のポーチ部分まで面積に入れるのかなど、坪数の考え方も各社様々です(当然坪数を大きくした方が見かけ上の単価は安くなります)。
あわせまして、宣伝に使われている坪単価は大抵の場合、ごく一般的な間取りで各社が考える最低限の標準仕様での単価ですので、実際に希望の間取り、仕様で考えた場合は大幅に坪単価が高くなることが多いです。

このようなことから、家づくりの費用は単純に宣伝・広告でうたわれている坪単価での比較は出来ませんのでご注意ください。

※ 弊社で設計監理、工務店で施工を行った建物で、大手住宅メーカーよりも総額で安く建てられた例もあります。


家づくり総費用の目安

家づくりにかかる総費用は下図が目安になります。

家づくり総費用の目安

注1)別途工事とは主に照明器具,カーテン,空調設備,屋外の電気・給排水工事,外構工事,などです。その他解体工事や地盤改良工事などがある場合はもう少し多めに考えておいた方が良いです。


注2)諸経費とは主にローン関係費用(手数料,保証料,火災保険料など),登記費用,引越し費用,地鎮祭費用などです。

例)30坪の住宅で、坪単価60万円の場合

本体工事 30坪×60万円 = 1800万円
別途工事 1800万円×20% = 360万円
諸費用 (1800万円+360万円)×6%≒ 130万円
弊社の場合の設計料 30坪×6万円 = 180万円
合計 2470万円

総費用はおおむねこのくらいの金額が目安になります。

よって、総費用に対する本体工事費は、おおむね70〜75%前後と考えておけば、ある程度の目安になると思います。


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